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住宅ローン 借り換え好機

 住宅ローン金利は低水準が続いている。

 過去に高めの金利でローンを組んだ人は、借り換えで負担を減らすチャンス。比較に便利なス
マートフォンアプリや、借り換え専用のローンも登場している。

 「住宅ローン利用者の半数は、借り換えで100万円以上の負担軽減が見込める」。住宅ローン
関連の情報サービスを提供するMFS(東京)の中山田明代表は、そんな見方を示す。

 同社が今夏、住宅ローン利用者638人に行った調査では、借り換えで100万円以上、総返
済額が減る人が318人(50%)に達した。この比率を単純に当てはめると、国内約1200
万件のローン契約のうち、借り換え需要は約600万件ある計算になる。だが、実際の借り換え
件数は年約15万件にとどまるという。

 中山田代表は「借り換えが進まないのは、メリットが分かりにくいからだ」と指摘。「銀行は
顧客が高い金利のまま返済を続けた方が好都合なので、あえて借り換えを勧めることはしない」
(住宅ローンアドバイザー)との見方もある。

 だが、消費者にとってメリットがあるならば、積極的に借り換えを活用したいところ。では
実際にどのように検討すれば良いのだろうか。

総返済額で比較

 

  •  

 住宅ローンの借り換えでは、今より金利の低いローンを新たに組み、今までの債務を完済する。

 ただ、ローンを組み直すことになるため、事務手数料や保証料などの諸費用がかかる。借り換
えで利息負担が50万円浮いても、諸費用が100万円かかるようでは意味がない。諸費用との
兼ね合いでどれだけメリットがあるかを見極めることが大事だ。

 一般に、借り換えでメリットが期待できる人の目安は〈1〉ローン残高が1000万円以上あ
る〈2〉返済期間が10年以上残っている〈3〉新旧のローンの金利差が1%以上ある――とさ
れる。ファイナンシャルプランナーの吹田朝子さんは「総返済額を計算して判断するといい」と
話す。

 金利年2・5%、ローン残高3000万円の場合で年1・5%のローンに借り換えた例を表に
示した。月々の返済額は約1万5000円減り、25年の総返済額は約440万円減らせる計算だ。

 

試算アプリや専用ローンも

 

  • スマホアプリ「モゲチェック」は借り換えのメリット額をランキングで表示する
    スマホアプリ「モゲチェック」は借り換えのメリット額をランキングで表示する

 借り換え検討の際に参考になるのは、金融機関がホームページで提供する借り換えシミュレー
ション(試算)だ。金利やローン残高、返済期間などの条件を入力すれば、同じ銀行で借り換え
た場合の効果が分かる。

 MFSが8月に提供を始めたスマホ向けアプリ「モゲチェック」なら、複数の金融機関の中か
ら有利な住宅ローンを探せる。全国約120行のローン情報をもとに、残高や金利、返済期間な
ど7項目を入力するだけで、有利なローンから順番に表示する。総返済額がどれだけ減るかも商
品ごとに分かる。

 大手銀行は他行からの借り換え需要を取り込もうと、専用商品を投入している。

 みずほ銀行の「みずほネット借り換え住宅ローン」は、事前審査から契約までネットと郵送で
完結する。面倒な来店が不要なだけでなく、店頭契約より金利を優遇。9月実行分の最優遇金利
は変動型で年0・675%、10年固定型で年1・10%だ。

 りそな銀行の「りそな借りかえローン」も、ネット申し込み限定で金利を引き下げる。9月実
行分の最優遇金利は10年固定型で年0・850%と、新規契約より0・3%低い。
                              「YOMIURI ONLINE]」

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