「ご相談者様、申し訳ございません」
以前よりお預かりしていた任意売却の物件
売却出来ることなく競売になってしまいました。
お問合せを頂き、お会いして事情をお伺いし
債権者との調整、差押え解除の調整、そして
土地が借地権であったため、土地所有者様との話合い。
この期間、約10ヶ月。
任意売却での価格が決定したとき
「その価格では、まず売却は不可能です」と債権者に申し上げたのですが
「売出してみないとわからないでしょ!」 と。
売却希望額は私の算定した査定価格の2倍でした。
今回、売却できなかった大きな要因は土地が借地ということです。
物件を落札しても、落札者は地代を払っていかなくてはなりません!
バブル時ならまだしも、現在において住居での借地というのは
本当に耳にもしなくなりました。
競売での売却基準価格は、私の査定価格とほぼ同じ
正直、この価格でも売却は厳しいかな と思うのですが・・・
任意売却のすべてが成功するとは限りません。
でも、ご相談者様・債権者様にとって
少しでも有利になるよう努めて参ります。